2018年3月13日火曜日

エクスターナルとインターナル

せっかく蔵岡さんが東京にいるということもあって、
何度か蔵岡さんのクラスを主催させてもらったり、
他の練習会にも参加させてもらっています。

蔵岡さんとの練習会は、ひとことでいえば、
「いかにテンションを体に入れないで動くか」だと思います。

それを非常に丁寧にやっている印象を受けています。
やっているワークは、これまで見たことのないようなものはありません。
しかし、質がとんでもなく違うのです。

蔵岡さんは決してインターナルワークをやっているわけではないのですが、
蔵岡さんのワークや、やっていることは、ザイコフスキー師が言っていることや、
やっていることとかなりかぶるのです。

たとえば、先日も、相手が自分に向って歩いてくるところで、
相手に対しての意識を切って、自分はただ空いているスペースに移動するだけ。
すると、相手は自分のほうへアジャストしにくくなるのです。
これも、ザイコフスキー師がいう「非対称な動き」「インディペンドな動き」に
つながるものだと思いました。

ですから、蔵岡さんは「日本のみなさんは、インターナルとかエクスターナルとか
言うけれど、僕にとってはトロントもモスクワも一緒。セルゲイ(過去に1回セミナーに
出ています)やザイコフスキー(今回初めて経験しています)のやっていることと、
トロントのブラッドがやっていることと、何ら変わりがない」と言います。

蔵岡さんがそう思えるのも、内弟子状態で、
徹底してエクスターナル的な動きをやっていたからなのでしょう。
だから、そもそもその動きの中にあったインターナル的なものにも
気づいていけるのではないか。

自分たちは(というか、自分は)そこまでエクスターナルを突き詰めて、
練習してきているとは言えません。
だから、ついついエクスターナルとインターナルを分けて考える必要はないと
思いつつも、ワークとしては別々にやってしまうわけです。
蔵岡さんのワークは、その二つを結びつける、
まさに「ミッシングリンク」のようなものだなと思っています。

システマ湘南では、蔵岡さんのクラスを3月24日に行いますので、
みなさん、お時間があれば是非参加してみてください。

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