2017年4月2日日曜日

説明の言葉にこだわるな?

早いもので、もう今年も4月です。
鎌倉武道館の玄関先の桜がほころびはじめていて、
今年もいよいよ桜の時期だなとしみじみ。

システマ湘南では、大阪で3月に行われたセルゲイ&ザイコフスキーセミナーの
シェアを今していますが、インターナルファームの復習も忘れてはいません。

インターナルフォーム、リードしている自分でもまだよく分からないけれど、
やっていると面白いです。

さて、ザイコフスキーは「言葉に捉われるな」とも言っていましたが、
自分には、非常に難しいことだと思います。
もう子どもの頃から、考えすぎて言葉に捉われまくる性格でしたから。

だいたい、僕らの子どもの頃は、遊びと言えば野球でした。
三角ベースから、バットと軟式球を使ったものまで様々。
バッティングで、ボールが打てないと、
仲間や指導する大人たちから言われるのが、
「上から叩け!」

もう、この言葉の意味が全く分かりませんでした。
どうして上から叩いたボールが前に飛ぶのか!
今でもよく意味が分からないのですが、
野球が出来る子というのは、その通りやって、出来てしまう。
それで「そういうものだ」と思っている。

僕は、言っている意味が分からないから体が動かないのです!
最近になって、プロ野球選手からも「上から叩けという指導はおかしい」と
声が聞こえるようになりましたが、そりゃそうだろうなと思います。

もう一つ。
中学生の時からスキーをやっていたのですが、
中2の頃に、斜滑降を習って、止まる時に「ひねり押し出し」と習ったのです。
これは出来るようになってみれば、確かに「ひねり押し出し」なのですが、
そんな動作はやったことがないので、なかなか分からない。

足首をひねるのか、膝をひねるのか、ひねってから何を押し出すのか、
ひねりながら押し出すのか、随分と悩みました。
何かの拍子に一回出来て、
「なるほど、これが〝ひねる押し出し〟か」と分かりました。

だから、言葉に捉われると、かえって上達が阻害されるということは、
経験からもわかっているのですが、上にも書いてきたように、
子どもの頃から「言葉にこだわる」性格ですから、もう治らないでしょうね(笑)。

人それぞれの感覚、ましてや体の感覚はまったく違うものだから、
言葉で説明すると誤解が生じるかもしれないと分かったうえで、
これからも適当な言葉で説明してしていくと思います。

だから、インターナルフォームについても、
私の言っていることにこだわらないください。
思いついたら、どんどん違うことを言うかもしれないので。

ザイコフスキーが
「僕は嘘つきです」という
意味が最近、なんとなく分かるようになりました(笑)。

0 件のコメント:

コメントを投稿