2017年2月6日月曜日

第99回終了しました。ヘッドバット(頭突き)の練習しました

2月4日(土)、第99回システマ湘南終了しました。

内容はストライクの受け方と、ヘッドバット(頭突き)でした。
頭突きをシステマで行うのは久し振りでした。
私もクオン師のセミナーでやったのが何年かぶりでした。

写真は左側の二人が横から頭突き、右側の二人は後ろから来た相手への頭突きです。


この日は、久し振りに鎌倉でトレーナーをやっているHさんが参加してくれました。
ブログを見ていてくれているらしく、「第二の呼吸って何ですか」と聞いてきたので、
「口を開けっぱなしにして、気道と肺を通して、体の動きに合わせて、
自然に空気が肺に出入りする呼吸」と説明したら、
「それって、体をポンプみたいに使うってことですか」と。
あまりの理解の早さに驚きました。

トレーナーをしているほどですから、身体能力はかなりあって、
様々なドリルを難なくクリアしてしまうのですが、
彼は格闘技や武道としてのシステマよりも、身体技法や呼吸法に興味があって、
システマに参加にしてくれているのですね。

Hさんと話していて、自分はどういう人たちに向けてシステマ湘南をやっているのかと
改めて考えみました。

大きくわけて、システマをやっている人には二つあると思います。
1・格闘技や護身術、武道としてのシステマを目指している人
2・身体ワークとしてのシステマを楽しもうとしている人

そして、その両方ともに魅力を感じている人。
こうした人が一番多いかもしれませんね。

今シェアしているクオン師のシステマはどちからといえば、「1」です。
でも、「1」であっても「2」の要素はかなりあります。

例えば、今回練習した「ヘッドバット」などは、かなり実戦的だと思います。
昔、ある中国武術の先生と「ケンカで一番使えるのは頭突きだ」というので、
話が盛り上がったことがありました。

練習では顔を狙うのは危ないので、相手の胸に思いっきり頭突きするのですが、
普段は使わない体使いをしますし、首を鍛えていないと危ないので、
自分の首に無理がないか様子を観察しながら行うことになります。
「ヘッドバット」の練習をすることで、
普段気づかない体の使い方がを知ることが出来る。
私は、そうしたところにシステマの面白さを感じるんですね。

みなさんが武道やスポーツをやる理由はたくさんあると思うのです。
システマは試合がないから、試合に勝つとか、そういう目標は持ちにくいです。
級も段もないから、それで人から認められるということもありません。
強くなっているかどうかも客観的には判断しにくい。
たぶん、強くなるだけだったら、他の選択肢のほうが効率的かもしれません。

でも、システマは形もなくルールもないから、いろんな体の使い方のワークがあって、
その中で自分を知ることができる。肉体的にも精神的にも……。
システマの原点「know yourself」こそがシステマの魅力だと思っていて、
それを伝えたいと思って、システマ湘南をやっているのだと改めて感じました。

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