2017年2月10日金曜日

「テンションについて」(クオンの言葉4)

システマ仲間から「クオンの言葉」の書き込みについて好評をいただいております。

とにかく、飲み会の席だったので覚えてないこともあるのですが、
もう一つ思い出したので、追加で書くことにしました。

今回のセミナーでは、みなさん、いろいろと印象に残ったことがあると思います。
個人的にはクオンが、ワークの最中によく、
「自分のテンションを見てください」「相手のテンションを感じてください」と
言っていたのが、大変印象に残っています。

システマのワークでよく行なわれる自重を使うマッサージにしても、
何気なく、パートナーと喋りながら行ってしまうものです。
クオンはちゃんと、「相手のテンション」や「自分のテンション」を感じることの
重要性を強調していました。

このマッサージをする時に「痛いですか」と聞いてしまうのですが、
聞くのではなくて、相手の様子や呼吸を見ながら、
判断していくことが大事だというわけです。

システマでは、よく「相手のテンションにストライクを打つ」とか、
「相手のテンションにアプローチして崩す」と言ったことが言われるのですが、
これがなかなか分かりにくいものです。

飲み会でクオンはこんなことを行っていたのですね。

「自分はまだまだブラッドのようにはテンションは抜けない。
でも、いつも自分の体のどこにテンションがあるのか、
常にテンションを抜くように意識していました。
そうすると、自分のテンションは完全に抜けないまでも、
徐々に相手のテンションが分かるようになってきました」

今回のセミナーのテーマのひとつが、
「フィジカルとインターナルとの橋渡し」でした。
それに特化したワークは行われたわけではなかったのですが、
このクオンの言葉に、「橋渡し」の一つのヒントがあるような気がしています。


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