2016年7月4日月曜日

第2回目のビーチシステマ終わりました

システマ湘南名物「ビーチシステマ」の第2回目終了しました。
天候にも恵まれたまいた。
システマ銀座のAインストラクターや、
システマ府中のIさん(Iit)も参加していただき、
なんと昨年の12名を超える15名の参加者があり、非常に盛況でした。
Aインストラクターにはデモの相手をしていただき、非常に助かりました。
参加して下さった皆さん、ありがとうございました。

当日は月刊「秘伝」の取材も入りました。
「ビーチシステマ」は普段は体験できない水の中で、
呼吸やリラックスはどうするかという練習目的もあるのだけど、
まずはビーチでシステマを楽しむことがメインです。
誌面から、楽しんでいる雰囲気が伝わればいいなと思っています。



さて、取材者の方から、日本におけるシステマの意義みたいなことを聞かれました。

一番の意義は日々の生活に役立つことです。
これだけ日々に役立つ格闘技はないのではないでしょうか。

このブログでも何回か触れていますが、システマは普通の格闘技や武道と比べると、
よりリラックスや呼吸のことをうるさくいう武術です。
システマ湘南に来てくださる参加者の多くの方が、日常の生活や日々の仕事の中で、
ストレス対策に役立っていると言ってくださっています。
現代社会におけるサバイバルの意味は、そこにあると考えていて、
それこそ日本にシステマが必要な理由だとも思っています。

この辺の、いかにシステマが日常に役立つかは、
北川さんの新刊「人生は楽しいかい?」を是非お読みになっていただきたいと思います。



いわゆる護身の面から考えると、システマはあまりテクニックを教えないので、
すぐには役立たないかもしれません。
「リラックスする→パニック状態にならない」ということは護身でも非常に重要です。

以前にも書いたことがあったかもしれませんが、あるW大の女子学生が比叡山で観光中に
襲われて殺されました。その女子学生は空手部だったのです。
報道によると、ホームレスのような物盗りに背後から組みつかれて、抵抗したため、
首を絞められて窒息死したようです。
彼女は背後から飛びつかれてパニックになってしまったのではないかと思います。
もし正面から襲ってきたら彼女は物盗りを撃退できたのではないでしょうか。
また、背後から襲われてもパニックにならず、落ち着いていれば、
殺されることはなかったと思うのです。

その時、システマをやっていれば彼女が命拾いしたとまでは言うつもりはありませんが、
あらゆる状況下において、システマはリラックスすることを要求してきます。
それによって、本来持っている潜在能力を引き上げることができます。
彼女の空手の能力も生かすことができたのではないかと考えるのです。

前にも書いたことですが、
護身のテクニックを知らなくても、パニックにならないこと。
それが出来るだけで、だいぶ助かる確率が上がると思うのです。
私はそれを身体のOSのバージョンアップだと考えていて、
それが出来るのがシステマだと思っています。

もう一つ「格闘技的には、どういう意義があると思いますか」と質問があったのですが、
それについては、また時間あったら書きます。

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